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青山 誠*; 匂坂 明人; 松岡 伸一*; 赤羽 温; 中野 文彦*; 山川 考一
Applied Physics B, 70(Suppl.), p.S149 - S153, 2000/06
最近の極短パルス高出力レーザーの進歩により、ピーク強度が10W/cm以上を実現できるようになった。このような高ピーク強度レーザーは、新しい応用研究の可能性を広げていく。しかしながら、応用研究に利用していく場合、レーザーパルスの特性を評価することが不可欠となる。今回、原研関西研で開発されたTi:sapphireレーザー(波長800nm,パルス幅20fs)の時間的な位相とコントラストを評価するため、SHG-FROGと三次のクロスコリレーションの測定を行った。その結果、高次の分散(4次以上)を含んでいることがわかった。また高ダイナミックレンジのコントラスト測定により、ASEとの比が6ケタ以上あることが判明した。以上のことから、フーリエ限界パルスに近づけるためには、高次分散の補正が必要であり、詳しい解析をしていく予定である。
宇山 親雄*; 武田 徹*; 豊福 不可依*; 徳森 謙二*; 安藤 正海*; 兵藤 一行*; 板井 悠二*; 塩飽 秀啓; 西村 克之*
Medical Applications of Synchrotron Radiation, p.149 - 157, 1998/00
SPring-8の医学利用実験施設へ導かれる3本のビームラインの内、真ん中の偏向電磁石ビームラインは既に建設が始まっているので、それ以外の挿入光源ビームライン2本について設計を行った。われわれ、医学利用研究グループが行う研究(単色X線冠状動脈撮影、単色X線断層法、微小心臓血管造影法、腫瘍検出画像法、X線位相コントラスト画像法)において、人を被写体とする医学診断のためには、照射野が大きくかつ強度の高いX線が必要となる。これらの研究のために種々の検討を行った結果、挿入光源として片方をアンジュレータ、もう片方をウィグラー(マルチポールウィグラー)を設置すべきであるという結論に達した。挿入光源の設計結果を蛍光X線法や多層膜等を用いた単色広照射野X線生成法を提案する。